『武蔵国横見郡和名村鈴木家文書』に記述のある長吏小頭十一代甚右衛門の一生を描き、近世関東の「えた」と呼ばれた人々の生活、誇り高い一人の人間像を示す生活史。たくましく豊かな「長吏(えた)」と「長吏(えた)」村の生き方、生活を浮き彫りにする。