死はつらく、悲しい現場ではあるけれど、必ずどこかに人間の持つ温かみやユーモアがある。死に向かう人々の健闘を伝えたい…。小さなホスピス「野の花診療所」の院長である医師が、患者とその家族の姿をうつしだしたエッセイ。