幕府の天文方・高橋至時に師事し、誰よりも熱心に学んだ伊能忠敬が、地図作りのために測量の旅に出ることになったのは55歳の時だった。地球一周分の距離を歩き測量し、当時の技術では考えられないほど精巧な日本地図を作った男の生き様に迫る。