幼い頃から和歌山の森と図鑑に遊び、アメリカでの学生生活やキューバでの冒険旅行後に渡英。帰国後は粘菌などの研究や、故郷の森の保護運動で知られる南方熊楠。「楽しさ」に満ちたその生涯を再現し、天才・奇才として捉えられがちな熊楠像を覆す評伝。